第4回:Obsidianをインストールして、最初のVaultを作る

Obsidianをインストールし、知識ベースを保存する最初のVaultを作成します。保存場所を確認し、次回からノートを書ける状態を整えます。

ここまで、なぜ自分の知識ベースを持つのか、そしてObsidianがどのような考えで作られているのかを見てきました。

今回は、実際にObsidianをインストールし、最初のVaultを作ります。

Vaultとは、Obsidianで使うノートをまとめて保存するフォルダです。特別な容器ではありません。自分のパソコンにある通常のフォルダを、Obsidianが知識ベースとして開きます。

今回は、空のVaultを作り、Obsidianで開くところまで進めます。ノートを書くのは次回です。

今回できるようになること

この記事を終えると、次の状態になります。

  1. Obsidianがパソコンにインストールされている
  2. ObsidianというVaultが作られている
  3. Vaultの保存場所を自分で確認できる
  4. 空のVaultがObsidianで開かれている

まずは一台のパソコンで始めます。スマートフォンとの同期、テーマ、コミュニティプラグインなどは、まだ設定しません。

公式サイトからObsidianを入手する

Obsidianは、公式ダウンロードページから入手できます。

Windows、macOS、Linuxのほか、iPhone、iPad、Androidにも対応しています。この記事では、パソコン版を前提に進めます。

Windows

  1. Obsidianのダウンロードページを開きます。
  2. WindowsのUniversalを選びます。
  3. ダウンロードしたインストーラーを開きます。
  4. 画面の案内に従ってインストールします。
  5. インストールが終わったらObsidianを起動します。

macOS

  1. Obsidianのダウンロードページを開きます。
  2. macOSのUniversalを選びます。
  3. ダウンロードしたファイルを開きます。
  4. ObsidianをApplicationsフォルダへ移します。
  5. ApplicationsからObsidianを起動します。

Linuxには複数の配布形式があります。利用している環境に合う方法を、公式のインストール手順で確認してください。

アカウントは最初から必要ではない

自分のパソコンにVaultを作り、ノートを書くために、Obsidianアカウントへの登録は必須ではありません。

Obsidian SyncやObsidian Publishなどの有料サービスを使う場合にはアカウントが必要になりますが、まずローカルで使い始めるだけなら、インストール後にVaultを作成できます。

最初から同期方法を決めようとすると、選択肢が増えて作業が止まりやすくなります。まずノートを書ける状態を作り、必要になった段階で同期とバックアップを考えましょう。

最初のVaultを作る

Obsidianを初めて開くと、Vaultを作成または選択する画面が表示されます。

新しく始める場合は、Create new vaultの右にあるCreateを選びます。既存のMarkdownファイルが入ったフォルダを使う方法もありますが、今回は空のVaultを作ります。

1. Vault名を決める

名前はあとから識別しやすければ何でもかまいません。

例:

My Knowledge Base
自分の知識ベース
Obsidian

講座の手順に合わせるなら、ここではObsidianとしておきます。

2. 保存場所を選ぶ

Browseを選び、Vaultを作る場所を指定します。

初心者は、場所を把握しやすいフォルダを選んでください。たとえば、ドキュメントフォルダの中にObsidianというフォルダを作り、その中へVaultを置く方法があります。

ドキュメント
└─ Obsidian

デスクトップ直下に置くこともできますが、ファイルが増えると散らかりやすくなります。どこに保存したかを自分で説明できる場所に置くことが大切です。

3. Createを選ぶ

Vault名と保存場所を確認し、Createを選びます。これで空のVaultが開きます。

Vaultは普通のフォルダである

ここで一度、Vaultの実体を確認してみましょう。

Obsidianの画面だけを見ると、専用のデータベースを操作しているように感じるかもしれません。しかし、先ほど選んだ保存場所をWindowsのエクスプローラーやmacOSのFinderで開くと、Vaultが通常のフォルダとして存在します。

Obsidianの設定を保存するため、.obsidianという隠しフォルダも作成されます。これはアプリの設定用なので、意味が分からないうちは編集しなくてかまいません。

Obsidian/
└─ .obsidian/

ノートをまだ作っていないため、この時点では.mdファイルがなくても正常です。

空のVaultから始める

Vaultを作った直後は、何も入っていない画面が表示されます。

「最初にフォルダを作るべきだろうか」「プラグインを入れたほうがよいだろうか」と考える必要はありません。今回は初期設定を変更せず、空のままで終了します。

大切なのは、Obsidianをインストールし、自分で決めた場所にVaultを作れたことです。

次回は、この空のVaultにはじめてのノートを一つ作ります。見出し、箇条書き、引用、チェックボックスを試しながら、書いた内容がMarkdownファイルとして保存されるところまで確認します。

参考リンク

  • Download Obsidian - Obsidian Obsidian本体をダウンロードするための公式ページです。 https://obsidian.md/download

  • Download and install Obsidian - Obsidian Help Obsidianのダウンロードとインストール方法を説明している公式ヘルプです。 https://help.obsidian.md/install

  • Create a vault - Obsidian Help ObsidianでVaultを作成する方法を説明している公式ヘルプです。 https://help.obsidian.md/vault